魔法使いサリー・ひみつのアッコちゃん等 懐かしの魔女っ子アニメ名作5選|VODで見返す方法
魔法使いサリー・ひみつのアッコちゃん・魔女っ子メグちゃん・花の子ルンルン・魔法の天使クリィミーマミなど、懐かしの魔女っ子(魔法少女)アニメの名作5本を紹介。40代・50代・60代があの頃憧れた「変身」と「ときめき」を、無料で試せるVODで見返す方法までまとめました(配信状況は執筆時点)。

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鏡台の前に座って、誰にも聞こえないくらいの小さな声で、呪文を唱えたことはありませんか。
おもちゃのコンパクトを鏡台にそっと置いて、母の口紅をこっそり借りて頬に当ててみたり、庭先のほうきを跨いで「これで空を飛べたら」と本気で想像してみたり。今の自分とは違う誰かに、ほんの一瞬でもなれたら——そんな空想に、胸を高鳴らせていた時間が、誰にでも一つや二つあったはずです。
癒やし・ほっこり日常アニメでは、“何も起きない日常”の心地よさを選びました。今日はそれとは少し違う軸で——今の自分じゃない誰かになれる、というときめきを主役にした、懐かしの魔女っ子(魔法少女)アニメを語らせてください。

この記事の結論:魔法使いサリーは「魔法よりも人と仲良くなること」を教えてくれた原点、ひみつのアッコちゃんは「なりたい自分」への最初の憧れ、魔女っ子メグちゃんは初めて胸をときめかせた「かっこいい女性」像、花の子ルンルンは知らない国を旅する憧れ、魔法の天使クリィミーマミは「魔法にもいつか終わりが来る」ことを教えてくれた——それぞれ違う角度から「変身とときめき」を味わえる5本を紹介します。VODなら、こうした懐かしの魔女っ子アニメにまとめて手が届きます(配信状況は執筆時点のものです)。
それでは、一本ずつ語らせてください。
魔法使いサリー|すべての始まり、魔法の国から来たお姫様
まずは、すべての始まりになった一本から。
1966年、魔法の国からやってきたお姫様サリーが、人間界の小学校に通いながら暮らし始める——ここから、日本の魔女っ子アニメの歴史はスタートしました。少女を主人公にしたテレビアニメとして、当時としては新しい挑戦だった一本です。空を飛べて、何でも願いを叶えられる魔法のお姫様という設定に、子どもの私は単純にわくわくしていました。
大人になった今見返すと、気づくことがあります。サリーは魔法で何もかもを解決してしまうわけではなく、「魔法よりも、人と仲良くなること」の方が物語の芯にある回が、実はとても多いんですよね。困っている友達を魔法で一発解決するのではなく、一緒に悩んだり、失敗したりしながら仲を深めていく。半世紀以上も前の作品が、今見ても古びていないのは、たぶんそこに理由がある気がしています。
ひみつのアッコちゃん|鏡の前で唱えた、あの呪文
二本目は、鏡と呪文といえば、まずこの作品を思い浮かべる方も多いはずです。
大切にしていた鏡が壊れてしまったアッコちゃんが、鏡の精から授かったのは、望むものに何でも変身できる魔法のコンパクト。呪文を唱えれば、なりたい自分に、なりたいものに、なんにでもなれる——「なりたい自分になれる」という、いちばんシンプルで、いちばん強い憧れを教えてくれたのが、この作品でした。子どもの頃、鏡の前でこっそり呪文の真似をした記憶がある人は、きっと少なくないと思います。
大人になった今、あらためて思うことがあります。あの頃はあんなに「なりたい自分」に憧れていたのに、いつの間にか「変身しなくてもいい自分」に落ち着いている自分がいる。それは諦めというより、なんだか少し穏やかな着地のようにも感じられて、大人になってから見返すと、不思議と沁みる作品なんですよね。

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魔女っ子メグちゃん|少し背伸びした、大人っぽい魔女っ子
三本目は、同年代の女の子たちの中でも、少し背伸びした魅力を放っていた一本です。
人間界で暮らす女の子メグは、実は魔女の国の次期女王候補。同じく候補であるライバルのノンと、女王の座を争いながら、人間界での日々を通じて成長していく——ライバルとの緊張感と、ちょっと大人びた駆け引きが、それまでの魔女っ子アニメとは一味違う空気をまとっていました。子どもながらに、メグとノンのやり取りに、どこか大人の女性同士のようなかっこよさを感じていた記憶があります。
今思えば、この作品で初めて「かっこいい女性」というものに憧れた気がします。ただ優しいだけでも、ただ強いだけでもない、自分の意志を持って堂々と生きる女の子の姿。ライバルだったはずのノンと、少しずつお互いを認め合っていく関係性も、大人になった今見返すと、友情の描き方として改めて胸に響くものがあります。
花の子ルンルン|七つの色の花を探して、遠い国をめぐる旅
四本目は、見知らぬ街並みへの憧れを、いちばん強く掻き立ててくれた一本です。
花の精の血を引く少女ルンルンが、見つけた人に幸せをもたらすという伝説の「七色の花」を探して、ヨーロッパの国々を巡る旅に出る。石畳の街角、見たこともない花畑、異国の人々との出会い——行ったことのない遠い国への憧れを、画面いっぱいに詰め込んだ物語でした。子どもの頃は、ただただ知らない街並みの美しさに見とれていたものです。
あの頃「行ってみたかった」場所の多くは、今なら本当に行けてしまう距離になりました。あるいは、もうとっくに行ったことがある方もいるかもしれません。それでも、ルンルンが旅の中で大切な花を見つけ出す瞬間の眩しさは、色あせないんですよね。遠くへ行きたい気持ちも、大切な人を思う気持ちも、今の自分がまだちゃんと持っていることに、見返すと気づかされます。
魔法の天使クリィミーマミ|魔法には、いつか終わりが来る
五本目は、魔女っ子アニメの中でも、少し切ない読後感を残す一本です。
夢の世界の住人から、1年という期限付きで魔法のステッキを授かった少女・優。魔法の力でアイドルに変身し、昼は小学生、放課後はアイドルという二重生活を送りながら、やがて訪れる「魔法を返す日」に向き合っていく——与えられた魔法には、いつか終わりが来るという芯が、他の魔女っ子アニメとは一線を画していました。
子どもの頃は、アイドルに変身できることそのものに憧れていました。でも大人になった今見返すと、この物語が本当に描いていたのは、子ども時代の終わりそのものだったんじゃないかと思えてきます。楽しかった魔法の時間には、いつか区切りがくる。それでも、その時間があったこと自体は、何も失われない。そんな静かなメッセージを、歳を重ねてから受け取り直している気がします。
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魔女っ子アニメが、大人になった今こそ効く理由
若い頃、魔女っ子アニメを見ていたときは、ただ「変身できたらいいな」でした。魔法のコンパクトや、ステッキや、呪文。今の自分じゃない誰かに、一瞬でなれてしまう——そのこと自体に、単純にときめいていただけだったんですよね。
でも大人になった今、あらためて見返すと、受け取るものが違ってきます。なりたい自分になれた高揚感より先に、あの頃たしかに「なりたい自分」を夢見ていた自分自身の姿が、画面の向こうに見えてくる。変身への憧れより先に、あの頃の自分がいた証拠——そういうものを、今は静かに受け取っている気がします。
もう少し新しい世代なら、大人と子どもを行き来する「魔法のプリンセス ミンキーモモ」、仲間と力を合わせて戦う「セーラームーン」、見習い魔女たちの日常を描く「おジャ魔女どれみ」、人間界に迷い込んだ「魔法少女ララベル」あたりに、同じようなときめきを覚えた方もいるかもしれません。世代によって呪文もヒロインも違うけれど、憧れの形はどこかでつながっている気がします。

まとめ|あの頃の“ときめき”は、まだ胸のどこかにある
ここまで、鏡の前で憧れた魔女っ子アニメを五本、語ってきました。
- 魔法使いサリー|魔法より人と仲良くなることを教えてくれた、すべての始まり
- ひみつのアッコちゃん|「なりたい自分」への、いちばん最初の憧れ
- 魔女っ子メグちゃん|初めて胸をときめかせた、かっこいい女性への憧れ
- 花の子ルンルン|七色の花を探して、遠い国をめぐる旅への憧れ
- 魔法の天使クリィミーマミ|魔法にもいつか終わりが来る、という切なさ
鏡の前で唱えた呪文は、もう思い出せないかもしれません。それでも、あの頃「今の自分じゃない誰かになりたい」と本気で願っていた気持ちは、形を変えながら、今もどこかに残っている気がするんです。
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たまには鏡の前に戻って、あの頃憧れた“ときめき”を、そっと思い出してみる。そんな時間も、悪くないと思うんです。
あわせて、気分に合わせた作品選びは 気分で選ぶ、大人のアニメ(親ハブ) からどうぞ。じっくり心に沁みる名作を味わいたい方には 世界名作劇場、大人になって沁みる理由 もおすすめです。
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